築地市場移転先で基準値1000倍超ベンゼン (10月6日)
2007年10月08日 14:26
東京・築地にある中央卸売市場の移転先となっている豊洲地区(江東区)の土壌汚染対策を検討している東京都の専門家会議(平田健正和歌山大教授ら4人)が6日、都庁で開かれ、地下水から環境基準の1000倍を超すベンゼンが検出されたことが報告された。
豊洲地区に高濃度の汚染土壌が残っていることになり、同会議は結果を「重く受け止める」として、土壌汚染対策法と同じレベルの10メートル四方に区切っての再調査を提起した。今秋に予定した同会議の提言は、来年に持ち越す見通しとなり、移転計画に遅れが出そうだ。
豊洲地区は東京ガスの事業所の跡地。高濃度のベンゼンが検出されたのは56地点のうち1カ所だが、ここは同社が過去に実施した調査で、基準値をわずかに超える程度の汚染とされていた。
次回11月5日の会合で具体的な調査方法を決める。築地市場の移転計画をめぐっては、一部業者が「食の安全」を訴え、反対を表明している。また豊洲地区については土壌汚染対策法施行前の事案のため、さかのぼって同法の調査対象にするよう民主党が改正案を参院に提出する意向を示している。
[2007年10月6日21時36分]掲載
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